茨城県・土浦市の霞ヶ浦で、４月20日（日）に実施される、『かすみがらうマラソン』のフルマラソンの部にエントリーした。過去には２度走り、自己ベストのタイムがつくれた大会だ。

　昨年４月４日、八ヶ岳・硫黄岳の山頂付近で滑落事故に遭った。その後遺症で、１ヵ月ほど走ることができなかった。運動不足から、左肩を脱臼したかのように、痛めてしまった。手が触れないことは、走れないことにつながる。満足に走れない日々が長くつづいてきた。

　昨年の秋、次女とふたり御正体山（山梨県）に登ったときに、「どこかマラソンに一緒に出ようか」という話になっていた。一方で、東京マラソンには申し込んだが、倍率が５倍で、くじ運が悪く外れてしまった。取材のみでは面白くなかった。

　そこで、２月末が締め切りの、「かすみがうらマラソン」にもうしこんだ。次女と久しぶりに大会で走ることになる。ちなみに、父と娘の勝敗は、たしか３勝３敗（ハーフ・マラソン大会を含めて）だったと思う。ラストで追い抜かれて、１秒違いで、負けたこともあった。

　次女はこの冬は、ずいぶん雪山に登り、マラソン大会には連続出場している。とても、かなわないだろうな。
　

　一方で、世界ＰＥＮフォーラムに、ニューヨークから来ていた日米翻訳家のSｔａｃｙ　Smithさんは東京マラソンに出場し、３時間46分40で走っていた。彼女から東京マラソンのＴシャツをプレゼントされた。

　２月25日午前中、彼女と皇居を３周（約１５キロ）した。私は思いのほか腕がよく触れた。「ニューヨーク・シティー・マラソンに出場しませんか」と誘いを受けた。霞ヶ浦で、それなりに走れたら、ＮＹも視野に入れてみたい。

写真：Stacy　Smithさんは東京マラソンに出場し、３時間46分40。