A075-ランナー

「2008東京マラソン」に申し込み。抽選に当たるかな?

 2007東京マラソンは、抽選に外れた。しかたなく、取材に徹し、スターと地点とゴール地点、それにゴールより手間の3キロあたりで、雨のなかで、選手を追った。だれもが活き活きしていた。そのなかに何度もランナーとして、自分の姿をおいて、走る姿を重ねていた。うらやましかった。

 第2回目。ぜひ参加してみたい。他方で、現在のランニングの体調は最悪状態だ。4月4日に、八ヶ岳・硫黄岳の滑落事故で、頭部と顔面の打撲から、「激しい運動は差し控えるように」という、大学病院ドクターの指示があった。そこから2カ月間はひたすら執筆に時間をついやしてきた。

 こんどはパソコンのやり過ぎ。腱鞘炎(けんしょうえん)のように、双肩の関節が痛みはじめた。五十肩かもしれない。脳の打撲でも、手先がしびれる、という影響が出ると聞いていた。2ヶ月後診断で、脳の断面写真から、後遺症とか、障害はないと診断された。


 ランニングを開始したが、3キロも走ると、肩の関節が痛み、とても走れない。「中高年齢のランナーは、いちど走ることをやめたら、二度ともどれないものですよ」と、ランナーズの筆者でもある、親しい植松二朗さんから聞いていた。

 それを思い出した。腕が触れなくても、後ろ手に組み、5キロほど走っていた。無理しないていどに。植松さんはつねに「無理をすると、だめになる。休養が一番」という姿勢だ。腱鞘炎にしろ、五十肩にしろ、パソコンを離せない生活だ。

 完全回復するまで、ランニングを停止すると、人間は横着な精神があるから、走ることをやめてしまう。だから、2008東京マラソンに申し込んだ。目標があれば、回復への努力もするだろう。他方で、欲が出てきて、毎日10キロていどは走れないものか、と考えはじめた。

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