A075-ランナー

新品のマイ・シューズで、ロング走は途中で中座

 今年はかかとの故障から、1~4月にエントリーしながらも、3つの大会を棒に振った。
 

 足の怪我の原因を考えたところ、シューズの硬さにあると判断した。アート・スポーツ渋谷店で、『asics』を選んだ。過去に履いた、調子のよいシューズに近かったので、一度に二足買った。
 忘年会だの、歳末商戦の準備だのと、年末の声がちらほら聞こえてきた。今年は一度でもフルマラソンに出場したいと、最後の最後にかける気持ちで、第二回さのマラソンの出場を決めた。

 ここ数日は、新品のシューズで毎日10キロずつ走った。かかともの調子もよかった。
 きょう6日は、午後から曇天で、無風。走るには絶好のコンディションとなった。フルマラソンの大会前には、何度か長い距離を走っておきたかった。葛西臨海公園まで往復35キロのロング走ときめた。
 午後一時ごろ、家を飛び出した。むろん、超スローペースだ。

 中川から荒川放水路の土手に上がった。心地よかった。
 『かつしかハーブ橋』は世界最大のS字型だ。主柱の補修工事が大掛かりに行われていた。ガードマンから、潜水夫が10人を使った、難易度の高い工事だと聞いた。記事になる情報だと思った。

 筆記用具を取りに自宅まで往復した。再度、ガードマンから話を聞いたけれど、技術的な突っ込んだ点ではあやしげだった。記事にするにはちょっと弱い。監督者とか、責任者のインタビューをする相手を探した。しかし、海上のクレーン台船に乗っている。粘ってみたが、だれも陸上に上がってこない。
 ここで時間を食ってしまった。

 近くでは某高校の女子応援団が練習していた。取材を申し込んでみた。ライブドア・PJだと知り、ことのほか喜んでくれた。だけど、学校には隠れた練習だからと渋った。彼女たちは来年の学園祭に来てほしいと、ずいぶん先の取材協力の約束をいう。この場の取材の深追いはしなかった。

 狙いは橋脚の補強工事の監督官探しだった。やっと見つかった。清水建設に関係する監督官だった。特殊工法について詳しく聞けた。

 他方で、とても葛西まで往復する時間がなくなってしまった。結果として、15キロを3時間ほどかけてもどってきた計算になってしまった。

「ランナー」トップへ戻る

ジャーナリスト
小説家
カメラマン
登山家
「幕末藝州広島藩研究会」広報室だより
歴史の旅・真実とロマンをもとめて
元気100教室 エッセイ・オピニオン
寄稿・みんなの作品
かつしかPPクラブ
インフォメーション
フクシマ(小説)・浜通り取材ノート
3.11(小説)取材ノート
東京下町の情緒100景
TOKYO美人と、東京100ストーリー
ランナー
リンク集