娘に刺激されて
更新日:2006年10月 9日
きょうの走る足の筋肉は、まるでハイキング・モードだ。
二日前のことだった。次女(既婚)と女峰山に登る予定だった。台風接近による大雨予想から、奥日光ハイクに切り替えた。奥湯元から、戦場ヶ原、小田代が原、西の湖、中禅寺湖まで、娘と歩き続けた。
ハイキングなれした足は、急にランニングモードに帰れないものだ。
きょうの次女は42キロのフルマラソンに出場している。スタート直後は、きっと足が重かっただろう。
首都圏を吹き荒れた台風の嵐は昨夕までだった。今朝は、雨雲はすっかり消え、台風一過の青空が広がっていた。中川護岸道路の土手沿いの葉桜がまだ強い風にゆれている。
戦場ヶ原の昼食の情景がよみがえった。ベンチに座った娘から、フルマラソンが俎上に上った。「軽く流してくるよ」と娘は話していた。
きょうの次女はこの同時刻に、娘は42キロの予想タイムとペース配分を考え、ゴールにむかっているさなかだろう。負けず嫌いの性格だ。間違いなく記録にむかって走るに違いない。
(太腿が張っているな)
こんな気持ちで走っていたら、ますます娘から遅れを取るな、と自戒した。娘に刺激されて、スピードを意識してみたが、すぐに呼吸が乱れてしまった。