写真小説の第3作目・「心は翼」は、8月1日より、掲載
更新日:2008年7月 4日
第3作目の『心は翼』は、ジャンルとしては、ファンタジーにミステリーを組み込んだものである。
マドンナは詩人で、26歳、大使の娘である。彼女は6歳の時に、スキー場で誘拐事件に巻き込まれた。2週間後、雪峰の八ヶ岳を越えた、反対側の山小屋で発見された。
この奇怪な事件が、マドンナにはトラウマとなっている。誘拐犯がいまや彼女の心のなかで、悪魔に育ち、呪縛しているのだ。物語はこの背景から動きだす。
主人公・井伊佳元が苦しむマドンナに、どこまで手助けできるのか。20年前の誘拐犯までたどり着けるのか。これがメイン・ストーリーである。
「TOKYO美人と、東京100ストーリー」の『心は翼』は、8月1日より、『穂高健一ワールド』、『穂高健一の世界』で同時に掲載する。
マドンナ役のモデルは森川詩子さん。詩集は小林陽子さんの作品。ふたりのよき協力が得られている。
吉報として、第2作『婚約者は刑事』のマドンナ(布施和香奈)役のモデル・奈良美和さんが6月22日、都内で結婚式を挙げる。まるで作品と同時並行したような、結婚ストーリーだ。
あらためて、奈良美和さんには祝福申し上げたい。