2017年元旦 「明けまして おめでとうございます」 = S―NTK
「明けまして おめでとうございます」
ことしも頑張ります。皆さん、応援してください。
2017年元旦
【演技の台本と、写真キャプションは無関係です。と言いながらも、存分に楽のしんでください】
「初詣に行かれるのから。
ご主人さま、私をおいて行かないでくださいまし。
嫌ですよ、他の女と詣でるなんて」
「愛妻のお前を、置いてけぼりにするわけがないだろう」
新年そうそうに焼き餅をやくだなんて、ことしも想いやられるよ。
この心を悟られぬようにしないとな。
「愛妻だなんて、久しぶりにお聞きしますわ。
夫婦(みょうと)なのに、照れてしまいます」
「怖い、新年早々に、果し合いだなんて」
あの手の連中には、近づかないことだ
「どっちが勝つのかしら」
おまえって、見かけによらず、好奇心が強いんだね
「あら、大勢になってきたわ
気の毒ね。
真ん中の槍を持った女(ひと)つよそうね」
もう、初詣に行こう
「もうちょっと見させて」
「やった、勝った。勝ったわ。拍手をいっぱいしてあげる」
おまえな、亭主がいる側で、よくそんな態度ができるな
「果し合いなんて、一生涯で、
なんども見られないでしょ
素敵ね、あの男(おとこ)」
いい加減にしろよ。
「あら、さっき槍を持っていた女じゃないの」
大道芸さ。初詣の神社の敷地で、殺し合いなどやるわけがないだろう。
「あなたって、興ざめなことをいうのね
この助っと女でしょう。殺すのには、しびなかったのよ。
あのお武家さまはきっと情のある方よ」
「あの方、後ろ手に、なに隠しているのかしら」
お前は、町に出ると、男にばかり目がいってるな
「ことしも、あなたの焼き餅に付き合わされるのかしらね」
新年の踊りを愉しんでいこう。
すてきだぞ
「ねえ、S―NTKなあに?」
そんなことも知らないで、日舞を観にきたのか
「ほんとうに知っているの?」
いまに、紹介されるさ。幕間か、2部で……。
【ストーリーに関係なく、続きがあります】