A025-カメラマン

第12回さつき会 (上) 写真で観る美麗な日舞

 2016年6月25日に、第12回さつき会が東京・大井町のきゅうりあん小ホールで開催された。

 さつき会は、尾上五月(元宝塚歌劇団の月組・五月梨世)さんの門下生たちで構成されている。毎年、6月に舞台で、日ごろの成果を発表する。賛助出演、友情出演もある。

 写真イメージから、キャプションをつけてみた。 

 大半がフィクションである



 京都の芸妓かな、と思うほどの、艶めかしさがただよう

 時代小説ならば、どう描けば良いのだろう

 目鼻立ちの良い女性。それでは月並な表現になってしまう



 藤の花が咲き乱れる頃、:芸妓がしずかに現れる

 艶美の世界に引き込まれていく


 幕末の維新志士たちのまえで踊る

 魅入る武士はあしたの生命はわからない


 
 志士に口説かれて、思案する姿が艶めかしい

 


 あなたを待ちに待っています

 私は芸妓でも、あなたに心から惚れているの

 夜な夜な、待っています


 「ちょいと、若奥さん」

 なにかしら

 「いいね、ふり返る和服姿はたまらないね」

 からかっちゃだめよ


 京の都の座敷でみた芸者と、そっくり。「ごきげんいかがどす?」彼女の面影が、いつまでも脳裏(のうり)にしがみついている

 あの芸者と再会した心もちで、じっと見つめる



「わての家のまえを素通りやなんて、しんきくさいひとやね」

 そう呼び止められて、座敷に上がらないと、男が廃(すた)る


 尾上五月さんは、「うちわ売り」を舞う

 舞台いっぱいに使って、男役の妙を魅せる

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