第12回さつき会 (上) 写真で観る美麗な日舞
更新日:2016年7月13日
2016年6月25日に、第12回さつき会が東京・大井町のきゅうりあん小ホールで開催された。
さつき会は、尾上五月(元宝塚歌劇団の月組・五月梨世)さんの門下生たちで構成されている。毎年、6月に舞台で、日ごろの成果を発表する。賛助出演、友情出演もある。
写真イメージから、キャプションをつけてみた。
大半がフィクションである
京都の芸妓かな、と思うほどの、艶めかしさがただよう
時代小説ならば、どう描けば良いのだろう
目鼻立ちの良い女性。それでは月並な表現になってしまう
藤の花が咲き乱れる頃、:芸妓がしずかに現れる
艶美の世界に引き込まれていく
幕末の維新志士たちのまえで踊る
魅入る武士はあしたの生命はわからない
志士に口説かれて、思案する姿が艶めかしい
あなたを待ちに待っています
私は芸妓でも、あなたに心から惚れているの
夜な夜な、待っています
「ちょいと、若奥さん」
なにかしら
「いいね、ふり返る和服姿はたまらないね」
からかっちゃだめよ
京の都の座敷でみた芸者と、そっくり。「ごきげんいかがどす?」彼女の面影が、いつまでも脳裏(のうり)にしがみついている
あの芸者と再会した心もちで、じっと見つめる
「わての家のまえを素通りやなんて、しんきくさいひとやね」
そう呼び止められて、座敷に上がらないと、男が廃(すた)る
尾上五月さんは、「うちわ売り」を舞う
舞台いっぱいに使って、男役の妙を魅せる