第12回さつき会 (下) 写真で観る情と愛と心
更新日:2016年6月28日
尾上五月さんには、大勢のフアンがいる
彼女にはつねに感謝の気持ちがあるからだ
だから、スタッフも一流の方々が集まり、さつき会の舞台を支えている
お祭りマンボで、快活な舞台
観るひとも、心がうきうきしてくる
きりっとした男ぷりの良さ
目でモノを言う
相手はだれだろう
男と女は、情と愛で結びつく。
そして、いつしか別離というかなしみに陥る
出逢いがしらに、心がうずくわ
でもね、女から声をかけにくいの
私を意識して、見つめてちょうだい
ちょいと、寄り道していこうかしら
どこへ?
あら、いつものところよ
小首をかしげる動作には、優しさがあった
つとめて何気なさそうにしているが、女らしさがあった
人知れず、そっと心を折り曲げているのかもしれない
妾宅の女は縁側で崩した姿で、肩越しに見つめている
年若い学生でも立ち止まってしまう、色っぽい女だった。
彼は生垣越しに、その姿態に心を奪われていた
明治・大正時代の文学作品ならば、こんな書き出しかな
舞台は最終の演目になってきた
大和楽「うちわ売り」
尾上五月さんは宝塚歌劇団を退団した後、キャスター、レポーターとして、フジテレビ、日本テレビ、TBS、テレビ朝日、テレビ東京ほか、多くのメディアに出演している
1991年から、尾上菊保さんに師事している。
各舞踊会に多数出演し、尾上流師範として、1999年には舞踊教室「さつき会」を設立し、邦舞の普及・継承に尽力している。
「日本舞踊の世界にとどまらず、常にエンターテイナーであり続けたい。今後とも、よろしく、ご支援ください」
尾上五月さんは、来年も、と挨拶する