A025-カメラマン

写真で観る、情熱、発散、熱気=東京・大井どんたく(上)

「踊り」には、観客を喜ばせる、感動させる、そんな魅力がある。
 
東京・大井町の駅前に、カメラをもって出かけてみた。

カメラを通して、感動を求めている自分を発見する

 単なる美しさでなく、動きのなかに、究極を求めてみる

 そんなカメラワークも意識のなかにおいた。

 踊りの演目を知らなくても、踊る人の熱意が感じ取れる

 からだ全体で、物語を表現している。

 明るいストーリーを脳裏で描いてみた。


「青春」

 とても好きなことばだ。

 記憶は曖昧だけれど、昭和になって、作家がこの言葉を創った。

 


 沖縄の獅子舞だ。

 舞う人の顔は見えなくても、真剣さはまちがいなく伝わってくる


 華やかさな踊り手には、からだ全体で表現する熱気がある

 それは見せびらかす熱気だ

 観せられて、心地よい情熱だ

 日本舞踊が路上で演じられる

 形式ばった舞台も良いが、「どんたく」では

 大衆のなかにもどる日舞を感じさせる

 踊りは庶民のものだ、と再認識させられる

 顔の表情が好いなと思う。

 何かを発散させている

 踊る人の物腰には、柔らかな温かみが感じられる
 
 



 一つのことに夢中になれる瞬間

 この瞬間があればこそ、

 きっと練習で積み重ねてきた、エネルギーの発散があるのだろう


 
 観る側は、にわかに、浮かれた気持ちになれる

 だから、踊り手は上手なのだろう

 からりとした笑顔が好い

 それぞれの顔に輝きがある



 ボディが美を表現する

 耽美の世界だ

 艶の激しさを魅せてくれる

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