真っ赤な秋の花・曼珠沙華を狙うカメラマンたち=埼玉県・巾着田
戊申戦争の戦いの一つ、飯能戦争の取材で、9月は毛呂山、越生などに出向いている。
ふと、このシーズンは高麗・巾着田の曼珠沙華(まんじゅしゃげ)が見頃だな、と思い起こした。越生取材のついでに足を運んでみた。
歴史取材は歴史資料館の学芸員などが中心となるので、一眼レフはまず持ち歩かず、ICレコーダーや筆記具、パソコンが中心となる。(デジカメで事足りるから)
数十万本の彼岸花(曼珠沙華)の巾着田となると、一眼レフは外せない。
真っ赤な花はきれいだが、花そのものを撮っても仕方ないし、撮影後の使い道などない。
そこで、真剣な表情のカメラマンたちを狙ってみようと考えた。
大樹の枝に生きる、曼珠沙があった。
これは珍しかったので、カメラマンの腕だけを入れてみた。
茶巾田は、その名が示す通り、川沿いの湿地帯だ。
今回は一切トリミングせず、シャッターを押す段階で、しっかり構図を考える撮り方に徹してみた。
掲載の写真はすべて原版通り。これはかつてのフイルム時代の撮り方だ。
9月24日(火)は誠実のせいか、中高年が多く、真っ赤な花に似合う、若い世代とか、カップルとかがほとんどいなかった。
居ると、被写体として貴重な存在に思える。
中高年の多くは一眼レフだ。
花だけならば、十数枚で事足りると思うけれど、あちらこちら撮りまくっている。
なかなかベテランだ。
カメラの細かい傷からしても、かなり使いこなしている。
カメラから額を離しているので、昼間ならハイスピードシャッターだから、手振れはせず、上手くとれるはずだ。
薄暗い室内などは難があるだろうな。
中秋だが、日差しが強く感じるのか。
彼女の腕には紫外線対策がなされている。
曼珠沙華は灌木の間に咲きほこっている。
日傘をさしている。ここらは面白い女性だ。
田んぼの中には、愉快な案山子(かかし)が立っている。
この男性はそちらには興味がなさそうだ。
白い曼珠沙華は珍しい。接写で狙っている。
狭い散策道は人の群れだ。日祭日はすごい人出だろうな。
気合の入ったおじさんがいた。
やる気十分だ。
木漏れ日が赤い曼珠沙華に落ちている。いい雰囲気だな。
脇道に入ってみると、コスモス畑があった。
女性が一人撮影していた。
広々として、心地よさそうだ。
白い曼珠沙華に、カメラマンが集まる。
それぞれのスタイルだな。