A025-カメラマン

梅雨が明けたぞ。海だ、太陽だ=写真で夏の湘南海岸を訪ねる

 母と子が海岸の砂浜で、夏のひと時を過ごす。

 海辺の潮風は心地よい。

 寝転がっても、水遊びも、開放感に満ちている。


 七里ヶ浜駅から、夏の海を訪ねる人が多い。

 最盛期になれば、もっと大勢の人で溢れる。


 父がわが子を遊ばせる。

 子らは時おり、大きな波を被ったり、砂地で転んだりする。

 洋服が濡れても、そばでみつめる父親の顔は優しい。


 犬を連れてきて、浜辺をお散歩する。

 愛犬家はシャッターを切りまくる。

 後日、犬にも写真を見せてあげるのかな?


 湘南海岸にはおしゃれなレストランが多い。

 カップルがほとんどだ。

 昼時の12時を超すと、1時間半、2時間くらい、当然のように待たされる。

 昼食のタイミングを図るのが、湘南の海に出むくコツの一つだろう。


 七里ヶ浜から江の島まで歩いてみた。

 夏だからこそ、思い切り汗をかいてみよう、と。

 ただ、車道はどこまでも車の渋滞だ。切れ間がなく、排気ガスはたっぷり。

 江ノ電に乗った方が利口だろう。

 父親の奮闘ぶりがあちらこちらで見られる。

 海は父親にとって、過酷な労働の場かもしれない。

 これも、わが子だから、真夏の太陽の下でも世話を焼けるのだろう。

 他人の子だと、そっぽを向きたくなるはずだ。


 若い男性はテトラポットのうえで、駆けて戯れる。

 足を滑らせて隙間に落ちたら、大波ごとに全身が横転するから、きっと出られなくなる。

 そのうえ、カキ殻で、顔や四肢の皮膚を切ってしまう。

 リスクある遊びは青春の発露(はつろ)かな。


 ウィンドサーフィンはこれぞ若者のウォータースポーツだ。

 セイルボードに乗り、風を受けて波の斜面を滑り降りる。

 格好いいところを見せられかな。

 日本の夏は高温湿気だ。

 外国人もきっと閉口しているだろう。

 湘南海岸には、外国人が多いのが特徴だ。

 

 夏は泳ぐばかりじゃない。磯釣り人もいる。

 江の島の先端は、先端は一周できない。

 散策のひとはほどほどに切り上げないと、真夏の陽で焼けた磯づたいに、汗をかきながらに引き返すことになる。

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