ある1日「出会った人、声をかけた人、通りすがりの人」=写真で散策
昔は暴走族の頭だった。いまはサンショウウオの研究者です。
風格は消えないものだな。
母親に取材していたら、「子どもの写真を撮ってください」と言われた。
わが子はかわいいんだな。実際に可愛い子だった。
インタビューしていたら、猿がキスをする。
「この子は焼きもちやきなんです。人間にも嫉妬するんです」
人間も、類人猿だしな、と思ってしまった。
女性の取材に応える、祭りの頭だ。
「わっしょい」「セイヤー」の違いを語っていた。
神妙に礼拝する人。願いごとは何か。
「われは他力本願ではない。あくまでも、神を崇拝するものなり」
手作りの神輿を担ぐ少年。
こうした独創性、発想力はきっと将来は役立つだろうな。
なにかと「いまの若い者は」という中高年にこそ、知らしめたいな。
「勇気ある人だな」と感心させられた。
なかなか初対面で言えないものだ。
こちらが胸のリボンを見て、単に取材しただけなのに、
「私は公職選挙法の違反に問われてしまい、区長の座を追われました」と話す。
一度は数十万人の首長になった人だ。
手古舞(てこまい)の女子高生です。
子育て第一の父親は大変だな。
若者というか、20-30代の担ぎ手が多いので、目を惹いた神輿だった。
親子でえがおでカメラに写る。両親はVサイン、子どもは人差し指。
それが面白いな、と思った。
最近は何かと子どもの写真は警戒される。
「見知らぬ人間は敵意の目で見させる・教える」そんな親が目立つ。
こちらの母親は、「みんな、しっかり撮ってもらうのよ」と顔を振り向かせていた。
この女性こそ、子どもに「人間の信頼」という大切なものを教えられる人だと思った。
沈思黙考の少女かな。その実、明るいかも。
若き女性は、後姿でも、青春そのものだ。
撮影:9月16日、10時~16時、東京都・下町にて