3月末なのに梅はまだ咲かず。待ちきれず吉野梅郷へ=東京・奥多摩
更新日:2012年3月20日
蝋梅(ろうばい)が満開の吉野梅郷(東京都)です。
福寿草(ふくじゅそう)が主力に座るほど、梅はまだまだです。
今年の冬はそんなにも寒かったのかな、という思いです。
吉野梅郷では、早咲きの梅です。日向和田駅周辺が盆地で、味わいある風景です。
福寿草を見たあと、だれもが梅がほとんど咲いていない梅林の丘陵を登っていきます。
多少の期待を持ちながら。
やっと見つけた梅の木に、ケータイカメラで撮影する人が多い。
内心はもっと咲いていれば、そんな想いでしょう。
数輪の花弁を大きく取り込んで、梅林らしさを表現してみる。
満開だけが撮影スポットではないぞ、という気持ちで。
梅はまだ咲かず、人出が少ない。それだけに、春の日差しのもとで、のどかな時間が過ごせます。
どこか得した気分です。
全山が梅の開花待ちです。山肌の美しさが魅力として迫ってきました。
木々が新芽を出してきました。
あえて春を感じに、やってきた人もいます。
一本でも梅木が咲いていれば、それはだれからも注目を浴びる樹です。
どれだけの人が撮影してくれたことでしょう。
家族連れでピクニック。見ているだけでも、ほほえましい。
幼い子供たちにとって、意義ある時間ですね。
まだ裸木ですから、奥行きのある風景が捉えられます。
この梅郷は満開になれば、丘陵の路にも交通整理が必要なほど人出があります。
いまが楽しみ頃かもしれません。
梅と一本松の組み合わせ。これも情感があります。
きょう来た人は、吉野梅郷が満開になっても、今年はもう来ないでしょうね。
来年の今日は、もう梅は散っているかもしれません。
撮影日:2012年3月19日