A025-カメラマン

三寒四温、春を待つ新宿御苑の散策=写真集

 2月16日は寒さも越えたような、暖かな陽射しでした。先日までは、雪情報の連続で、ややうんざり。やっと路面の雪が解け、解放された気分になってきました。

 早朝の新宿御苑に、春を探しに出かけてみました。9時の開園の直後だけに人は疎ら。妙に、物悲しい空間でした。

 1時間ほど経つと、人の姿を見かけるようになりました。

2時間後には、スケッチする人、芝生で寝転んで本を読む人、恋を語るカップルの素敵な情景へと変化してきました。


地下鉄・新宿三丁目駅から、5分程度で、そこにはぜいたくな空間があります。便利ですから、時折り、心を休めにきます。四季それぞれの顔を持っています。

 残雪の庭園に友ときて語り、弁当を食べる。人生の味がかみしめるでしょう。


            
この季節に修学旅行ですかね。いまはグループで好きなコースが選べられる。とてもいい仕組みだと思います。
 生徒の先頭に立つ、バスガイドの案内はもはや、いにしえの語り草かもしれませんね。


 静かな空間が、大都会のオアシスになっています。孤独と思考を楽しむならは、いまの季節が最適かもしれません。広大な芝生があなた一人のものになりますから。



 切り株というか、切り枝の奇妙な姿にはどこか哀れみを覚えました。昨秋に、枝葉を伐られたのでしょうか。痛々しい姿に、手を差し伸べられない「私」自身に、むなしさすら感じました。

 一本の梅の大樹には、プロも、アマも、カメラマンが集まっていました。「梅の匂い」まで、写し撮れたならば、プロ級でしょうね。

 日本庭園は残雪も良く似合いますね。じっくり見つめていると、一条の文が浮かんできそうです。和歌や短歌や俳句を詠まれる方にはお勧めです。


 湖面にうつる情景は、心を休ませてくれます。もう、情感に言葉などは要りません。心に写し取るだけです。

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