葛飾の魅力・活力 秋編=郡山利行
『かつしかPPクラブ』は、2010年度に「かつしか区民大学」(私が伝える葛飾)の卒業生たち11人による、自主クラブとして発足しました。
私は区民記者として、地元密着型の密度の濃い取材を心がけています。現在は四季折々の葛飾をフィールドとした情報を発信しています。
葛西神社 例大祭御祭禮 撮影:9月17日
『 ピーヒャラ ピーヒャラ ピーヒャララ、てんつく てんつく つくてんてん 』
聞こえる祭りばやしは、東京を中心とした東日本での祭事では耳慣れているものだ。
葛西神社の「2011年例大祭御祭禮」は、約300年前に、同神社の神官が和歌に合わせて旋律を工夫したのが起源とされている【葛西囃子】の演奏で始まった。
海外公演にも出向くという、葛西囃子保存会の演奏である。
雅楽演者たちは、祭禮開始前に、まず手水舎へ向かう。
その向こうでは、神官が氏子代表者に祭禮の開始を伝えている。
本殿の祭禮には、氏子代表者のほかに、地元のお祭り関係代表者も参列していた。
この祭禮を済ませると、各町会はそれぞれの場所で、神輿を繰り出す。
撮影場所:葛飾区東金町6丁目
中之橋町会 御祭禮 撮影:9月18日
大人の神輿は参加者が少なかった。子どもたちの神輿は小学校高学年の生徒たちが頑張って担いだ。
軽ワゴン車のささやかな山車は、小学校低学年以下の幼児たちに引かれて
神輿の後を追って、町内を巡った。
撮影場所:葛飾区南水元4丁目
亀有香取神社 例大祭 撮影:9月18日
亀有リリオホール前にて。神輿を担いだお母さんのそばで、おみこしごっこのお姉ちゃんと弟。
祭りばやしを奏でた少女たち。練習成果の自信に満ちた目が印象深い。
巫女さんの笑顔と、何気ない手の組み方が美しい。
約40人で担いでも、神輿は重く感じるという。気合を込めた掛け声だった。
亀有中央町会の、子ども神輿御霊かえし神事である。
神官の動作を、興味深く真剣に見つめる子どもたち。
撮影場所:葛飾区亀有3丁目
都立葛飾総合高校 文化祭(葛希祭) 撮影:9月23、24日
テンポの速い轟音で演奏する軽音楽部のメンバーたち。
文化祭公演。ダンス部3年生はラストステージで、若さ爆発の演技をみせた。
写真・文:郡山利行
編集:滝アヤ