A045-かつしかPPクラブ

水元公園の素敵な四季、初夏菖蒲まつり=郡山利行

 花ショウブ田の裏方さんたちの晴れ舞台

 色彩豊かな花ショウブは、梅雨時に人々を魅了する。桜のように全部の花が一斉に咲かない。満開を過ぎた花を放置すると、汚く、見苦しくなる。それらの茎は順次、取り除かれていく。
 ≪正装≫した裏方さんたちが花ショウブ田に入り、古い花の茎をぽきん、ぽきん、と摘みとる。そして、腰の竹かごに入れている。
 水元の風物詩の一つである。
                            撮影:6月12日


        裏方さんたちの努力で、花ショウブ全体の美しさが保たれている。

 水元公園花菖蒲撮影会

 美人モデルたち20名による撮影会が、花ショウブ田のまわりで開催された。
 会場の受付で申し込み(有料)すれば、撮影会に参加し、かつ写真コンクールにも応募することができた。

                       撮影:6月12日
    


                  主催  全東京写真連盟
                  後援  葛飾区観光協会
                      水元公園葛飾菖蒲まつり実行委員会

 子ども達の楽園 

 水元公園の森は、新緑のメタセコイが色濃くなってきた。木立には暖かい日差しが降り注ぎ、その木漏れ日がやさしい。子どもたちは足取りかるく、遊び場へ向かう。 
                         撮影:6月4日


 大きな池の小合溜め岸辺で、天真爛漫に遊ぶ一人の少女がいた。ボールが池面に飛んでいった。先刻から、危ないと注意していた、お母さん。少女は怒られて、
『ボール、はやくこっちに来て!』
 と手招きをする。幸いにして、吹く風が少女に味方していた。

         公園の主はシラサギ

       アオサギは、花ショウブ田の主である。自分のシマを悠然と散歩する。
       釣り人が投げるエサを期待しているフシがある。

                         撮影:6月4日、12日
 


太公望のすぐ近くで、コサギはじっと待つ。遂に小魚をもらってぱくついている。コサギとのやり取りを楽しんでいる、そんな釣り人も多い。



 菖蒲まつり会場風景

水元公園葛飾菖蒲まつりは、6月1日から20日まで開催された。

                           撮影:6月18日


期間中の(土、日)は、イベント会場でプロの歌手による歌謡ステージや、地域愛好会による様々な演舞が催された。

 鮎塩焼き店にて

広い会場ではいろいろな売店が出た。まつりらしい品々が販売され、多くの来場者を楽しませた。
『解凍する時の見極めで、このヌメリと柔らかさがとても大事なんだよ』と、店主が話す。

                       撮影:6月12日



        那珂川産の養殖鮎は一尾500円也。
        始まったばかりの旬の味覚だから、まとめて5尾、10尾と買う人もいた。
        鮎の香ばしい匂いに誘われて、立ち止まる人も多い。

 花ショウブ田、二つの顔

  満開期間が短い花ショウブ田は、年間を通して、多くの人たちの手で支えられている。

                             撮影:2月26日


  勢いよく咲く花ショウブ。1年に一度のお披露目である。実に美しい。

                           撮影:6月19日

          2011年の花菖蒲

         珍しい黄色の花ショウブ。この場所にだけ植えていた。

                        
                     撮影:6月12日



 花ショウブ田の木道。多くの人たちが必ず立ち止る撮影ポイントである。6月終盤には、約100種類 14,000株の花ショウブの満開が見られた。実に、豪華である。

 今年見逃した人は、来年きてください。交通費を使っても、水元公園の花ショウブのダイナミックさには感動します。心の財産にもなります。

                       撮影:6月19日

                  

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