広テレ!キャンパス 第2期「広島藩から見た幕末史・そして現代」
広島テレビカルチャーセンターで、第2期(1月~3月)の募集・受付がはじまりました。メインタイトルは「広島藩から見た幕末史・そして現代」で、こんかいは広島藩の有能な人物を取り上げます。
浅野家の家史「芸藩志」がここ数年で世に知られはじめてから、倒幕の先がけは広島藩だったと認知されてきました。具体的に、だれが、どのように活躍したのか、政治を動かしたのか。
芸藩志を読み解くには時間がない。しかし、活躍した人物を知りたい。これに応えるものです。
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幕末・維新期の広島藩には、名君と呼ばれた藩主が3代つづきます。薩摩藩の島津斉彬(なりあきら)が死の床で、
「こんにち日本の大変化のときに際して、天下のことを託すのは芸藩安芸守・慶熾(よしてる)より他にいない。汝、芸州の藩邸に赴いてこれを告げよ」
と遺言しています。
「幕末にはロクな家老がいなかったが、藩をまともに導けたのは辻将曹(広島藩)と岡本半介(彦根藩)だけだった」(勝海舟・氷川清話 )
明治26年発行「忠勇亀鑑 : 軍人必読」の武勇において戊辰戦争の英雄はたった一人、それは西郷隆盛、板垣退助、大村益次郎でもなく、広島藩の高間省三のみである。かれは21歳にして広島護国神社の筆頭祭神です。他を超越しています。
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明治政府が広島藩を恣意的に歴史から消した。それによって倒幕といえば坂本龍馬、西郷隆盛、大久保利通などの活躍が躍っていますが、それ以上に有能な優れた人物が、広島藩には多々います。
これら幕末史を動かした本物の実力者たちの特徴、活躍、業績を知ることで、真実の歴史がしっかり見えてきます。
と同時に、広島藩がより身近に感じられます。
1月16日(水) 「徳川家を終焉させた」
辻将曹(つじ しょうそう)
船越洋之助
池田徳太郎
2月13日(水) 「燃える神機隊」
高間省三(たかま しょうぞう)
川合三十郎
小林柔吉(じゅうきち)
3月20日(水) 「名君と呼ばれた藩主」
浅野 慶熾(あさの よしてる)
浅野 長訓(あさの ながみち)
浅野 長勲(あさの ながこと)
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写真提供:山澤直行さん