A020-小説家

「ペンの素顔」第4回は浅田次郎さんのインタビュー記事

 日本ペンクラブ・メールマガジン「P.E.N.」は、「ペンの素顔」を掲載している。第1回の阿刀田高会長からはじまった。高橋千劔破常務理事がインタビュアー、鈴木康之副委員長が編集、穂高健一がインタビュー記事を書いている。


 昨年は、二番手として下重暁子副会長、三番手は井出勉国際委員長と続いてきた。

 08年の新年第1回は、浅田次郎専務理事である。インタビューの場所は、日本ペンクラブ(東京・茅場町)。浅田さんは冒頭から、「世界P.E.N.フォーラム「災害と文化」をぜひ成功させたい」という意欲に満ちていた。

 浅田さんはエネルギッシュな作家だ。「他人(ひと)がやりたいと言ったことは、そのひとに譲りなさい。誰もやりたがらないことは、自分が進んでやりなさい」という信条が根幹になっていた。

 印象に残ったことばとしては、「ぼく(浅田次郎さん)たちが若いときに考えていた60歳、70歳は、いまの60歳、70歳とは決定的に違います。たぶん七掛けの感じですね。全員がそうです。20歳も昔に比べると七掛けです」というものだ。なるほどな、と思わせた。

写真撮影:鈴木康之・編集

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