日本ペンクラブ・メルマガは会員にも配信で、大幅な購読数アップ
日本ペンクラブが発行する、メールマガジンは「ペンの素顔」を特集している。第1回は阿刀田高会長、第2回目は下重暁子副会長のインタビュー記事だった。3回目として、国際委員会の井出勉委員長である。
井出さんは元日本航空・広報室に勤務していた。NGOジャパン・プラットフォームの事務局長として出向。アフガン、東チモールに滞在した経験をもとに小説を書き、出版した。そして、文筆家になった。
井出さんはインタビューの記事のなかで、国際会議の交流や海外交渉の場で、英語、フランス語、スペイン語の3カ国語が堪能に話させる、と語っていた。
来年2月には同クラブ主催「世界P.N.E.フォーラム」が開催される。通訳ボランティアが必要ではないか、と私は質問を向けてみた。「ただ英語を話せる、フランス語を話せるだけではダメなんですよね。国際会議の経験者でなければ」という言葉が印象的だった。
今年度から阿刀田高新会長の下、広報委員会(高橋千劔破委員長)が設立された。同時に、メルマガも54号からリニューアルした。
私は広報委員に選任されて、メルマガの記事担当になった。『ペンの素顔』『直撃インタビュー』など取材を交えたものを書いている。つまり、会報とは異なる「独自制作の記事」の発行となった。
同メルマガは03年10月より発行されてきた。従来は会報からの再収録だったことから、会員以外の文学愛好者に向けて発行されてきた。
日本ペンクラブ理事会は、約2000人の会員でPCメールを登録している人たちにも、同メルマガの配信を決めた。大幅な購読数アップとなった。
会員は物書きのプロたちだ。一般の文学愛好者も文章を読む上で目が肥えている。日本ペンクラブ・メルマガ記事は、『穂高健一』と名入りの文責だけに、緊張感と一段とやりがいを感じる。
第4回目の「ペンの素顔」は浅田次郎専務理事の予定。12月半ばにインタビューをおこなう。
写真左:高橋千劔破常務理事(インタビュアー)、右:井出勉国際委員長、中央:筆者
(撮影:鈴木康之さん)
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