文学賞仲間と登山
9月20日は台風一過の快晴だった。植松二郎さん(織田作之助賞受賞、毎日児童文学賞受賞他)と奥多摩・川苔山に、登った。登り下りとも文学談義。さらには下山してから、「もえぎの湯」の温泉に入り、そこでも話がつきなかった。
かれとの交際は堺市主催、読売新聞大阪本社後援の『第13回自由都市文学賞』の授賞式からの付き合いだ。初対面で、お互いの身体つきなどから、ともに市民マラソンランナーだと判った。スポーツと文学が共通の話題から、交流がはじまった。丸5年経った。この間に槍ヶ岳にも登った。
かえりみれば、大賞作品のみが出版。ふたりの佳作作品はだれの目にもふれなかった。もったいないことだ、と思い続けてきた。この機会に受賞作品『獄の海』を掲載することに決めた。
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