A030-登山家

はなじょろ道(花嫁さんの道)を登る、高松山=石村宏昭

高松山(801m)=石村宏昭

日時:2014年7月20日(日)曇り

メンバー:L武部・飯田・岩淵・原田・市田・中野・赤羽(ゲスト)・石村(8名)

集合:小田急・新松田駅に8:55

コース:~(バス)田代向~はなじょろ道登山口~尺里峠~ヒネゴ沢乗越~高松山山頂~ビリ堂~さくらの湯~JR山北駅


 台風の影響もあり、今週はぐずついた空模様が続いた。
 天気予報が思わしくなく、とにかく、早めに下りてくれば雨にはあわないだろう、という判断で、8時55分、小田急線・新松田駅に集合した。9時5分のバスに乗車。田代向で下車する。
 案内板に従って林道を進み、ヒネゴ橋を渡ると、左には手製の鐘と,「はなじょろ道入口」の案内板がある。


 はなじょろ道とは、明治末期まで、沢虫地区と山北町の八丁地区を結んだ生活道である。と同時に、花嫁さんが通った道であることから、こう呼ばれてきたそうです。
 登山の安全を願って、静かに鐘を鳴らし、登山道に入る(9:35)。しばらく、杉林の中をジグザグに登って行く。杉の丸太の階段等で、よく整備された道が続く。尺里峠の分岐を過ぎ、40分程杉林を登りきると、「ヒネゴ沢乗越分岐」に着く。

 ここで、小休止をとる。天気が良ければ、ここから10分程の「富士見台」へでも、という気持になるところだが、360度の遠方は視界無し。休憩もそこそこに出発した。

 途中、鹿除け柵を横に見ながら、緩やかな坂をのぼっていくと、やがて、運動場のように広い、芝地の高松山山頂(801m)に到着する(11:35)。


 残念ながら、富士山は雲の中だった。眼下には大野山の牧場がのぞめるくらいだ。好天だったら、霊峰富士を目の前に臨む、すばらしい山頂なのだろう。ここで、昼食休憩とする。

 12:10山頂を出発。山頂からは木の根がむき出しになった、とても荒れた急坂を下る。その後、200段以上あると思われる階段が続く。20分ほど下ると、ビリ堂と呼ばれる、石仏のある水場に着く。

 この水場は、湧水を蛇口から出せるようになっており、しばらく出し続けると、疲れがすっとぶような、冷たい水がでてきた。そこから1時間ほど、ゆるやかな植林帯を下ると、農道にでる。
 左下方には東名高速道がのぞめる。
 ミカン畑を過ぎ、しばらく農道を行くと、上から見た東名高速にぶつかり、その下通って、山北町に入っていく。


 街道を歩いてるうちに、小雨がふってきた。14:30に、JR山北駅横の、「さくらの湯」に滑り込む。ゆっくりと、汗を流し、JR山北駅から、松田駅に向かう。

 小田急新松田駅近くで反省会をして、帰宅の途に就く。今日の山行には、中野さんの友人、赤羽さんがゲスト参加していただいた。今後、すにいかあのメンバーとして、参加されることとおもいます。皆さん、お疲れ様でした。

ハイキング・サークル「すにいかあ倶楽部」会報№179から転載

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