A030-登山家

奥多摩・川苔山に登る。

 小説関係の友人・植松二郎さん、奥多摩の山に登る。10ヶ月ぶりの再会だった。小説の執筆のほかにも、食べていくために『ランナーズ』で毎号・書いている。この雑誌社はフルマラソン2時間台で走った記録を持つ人を使う。かれも当然ながら、サブ・スリーだ。

 ランナーは練習中なら、走りながら喋れる。そんな調子で、登山口から下山まで、ふたりは積もった話を交わした。この先の生き方といえばオーバーだが、諸々の取組みなどを語った。

 
途中の滝の情景はよかった。
かれは「日本食彩旅行記」を書いていたが、15号で、雑誌発行元とクライアントが喧嘩し、そのシリーズがストップした。いい内容だったが、勿体ない話だ。追加取材して、単行本にするように勧めてみた。しかし、個人費用で、北海道から沖縄まで、取材とは辛いかな。

山頂では、3~4本の紅葉を見つけた。予想外だったから、感動した。写真に撮って、PJニュースに送ることに決めた。山頂直下で、二十歳前後の単独行の女性とすれ違った。少女のようないい雰囲気だった。下山してから、独り、川乗橋バス停で待つ姿は小説になる、と植松さんと語り合った。

 

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