上村信太郎さんが登山家・プロ作家でデビュー
更新日:2006年8月 1日
上村さんは日本山岳会員で大ベテランの登山家。上村さんから、日本ペンクラブより「会員名簿」と「会員証」「会報」が送られてきましたと、連絡を受けた。
上村さんはヒマラヤをはじめとして、未踏峰の大岩壁を登攀されている。数々の山岳関係の著作があり、『山と渓谷』「岳人』にも記事を書いている。名実とも、プロ作家でデビューとなった。
上村さんの推薦は私と高橋千剣破さん(理事)である。日本ペンクラブ7月度定例会に、私の同行者として上村さんにも参列してもらった。
井上ひさし会長に挨拶した折、『満場一致、拍手で、上村さんの理事会の承認でしたよ」と本人に語られた。登山のプロが作家となる。それだけに評価は高かったのだろう。拍手とはありがたいはなしだと思う。
同会場で、椎名誠さんと上村信太郎さんとが対面した。厳しい環境の下で未踏の偉業を残した者どうし、ふたりの会話は弾んでいた。
上村さんはこれを機に、さらなる執筆活動にまい進されるだろう。
他方で、私としても日本山岳会員の作家どうし、山に登り、文学を語れる仲間が増えてうれしい。
先般、上村さんには茅ケ岳で『深田久弥の遺業は? 日本百名山のみにあらず』の記事に協力していただいた。(写真をクリック)