東京のサラリーマン・OLたちの昼休みの群像=神田(1)
東京のお昼どきの顔。「昼の群像シリーズ」ものとして紹介していきたいと、カメラをもって、まず神田駅で下車してみた。
西口に行くか、南口に行くか。駅のプラットホームから街並みを比べてみた。西口は皇居側だが、みるから雑然とした町だ。そちらは夜ともなれば、庶民が集る飲み屋街だと知る。
昼間の神田の顔。そこに興味をもち、西口にむかうことに決めた。
江戸時代から、神田は庶民の町だった。昭和には青果市場などがあった。
その面影の一端が感じられる、庶民的な西口商店街だった。
商店街には、数多くのラーメン屋があった。昼食どきだから、店内は満席。
店の外はサラリーマンや職人たちが長い行列をつくる。
列の長さは味を判断する、バロメーターかもしれない。