東京・葛飾区で、「かつしか区民大学」が5月から開講した。
講座は、同区の特徴や魅力を学ぶ「葛飾学」や、知識や教養を楽しく身につけられるものなど、数多くが設けられている。
講座は単位制である。一定の単位数なると、30(グッドチャレンジ賞)、100(かつしか区民学士)、150(かつしか区民修士)、200(かつしか区民博士)の認定書がもらえる。それを学習の励みとし、区民の生涯学習を支援するものである。
長年学んで、200単位を終了した方が、『かつしか区民博士 ○○○○』の名刺を作ると、格好いいな、と思う。勉学意欲もわくし、良いアイデアだと思う。
私は初年度の講師に迎えられた。
『私が伝えるかつしか~歩く、撮る、書く~』の8回コース(8単位)を受け持つ。第1回目は5月21日(金)の夜7時から2時間の講義だった。受講生は募集定員20人で一杯だった。
上手な写真の撮り方、上手な文章の書き方、という2点を同時に学ぶことができる。と同時に、ミニ記者として、葛飾を発信する技法を身につけてもらう講座である。
講座のイントロでは、「これまでも多くの方は、美しい、という視点で写真を撮影していたと思う。今後はテーマを決めて町を歩き、写真を撮っていただく。それに題名と説明文(キャプション)、記事、エッセイをつけて、葛飾の情報として発信していただく。ミニ記者の養成講座として理解してもらえば、わかりやすい」
という趣旨の説明を行った。
それだけでも理解しにくい面がある。そこで受講生には4つのサンプルの冊子(表紙と裏表紙だけ)を見てみてもらった。
「私が愛するかつしか・中川は東京スカイツリーの最高の景勝地」
「かつしかの下町っ子は明るくて、元気」
「かつしかの町を象徴する像」
「東かつしかの伝統行事」
このサンプルから、受講生たちの講座のイメージが多少なりとも高まったかと思う。
事前配布のアンケートを持参してもらった。
・葛飾の歩き方、記事の素材(テーマ)の見つけ方
・上手な写真の撮り方のテクニック、
・文章の上手な書き方のコツ、文章の基本について
・大勢に伝えたい、ブログとか、冊子で。
学びたい項目の順番を問う内容だった。集計した結果は4項目とも平均していた。
応募の動機については、「写真と記事の組み合わせ」「写真にエッセイをつけたい」というものが主流だった。私のHPを見て、この講師ならば、写真と文章がともに学べると判断して、決められた方もいるのかな、と想像してみた。
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