第3回葛飾区大学で、「区民記者養成講座」が開始される
葛飾区・教育委員会主催の「第3回かつしか区民大学」の葛飾区民記者・養成講座が開催された。2013年度の第1回は5月24日に、区役所に近いウィメンズパル1階で、受講者は11人である。同講座はプレイ事業も含めると、実質4年連続である。
講座のメインタイトルは【~歩く(取材)、撮る(写真)、書く(記事)~】で、5月から11月まで、計8回にわたって行われる。
夜間19-21の2時間講座は6回。あとの2回は10-17時の課外(取材)実習である。
同教育委員会、生涯学習課の佐藤さんから、「穂高健一氏は小説家であり、かつジャーナリストです。『書くこと、撮ること、パソコン指導』の3つにおいてすべてプロフェショナルである。1人の人物が3つを同時に教えられるのは稀有の存在です。
3つをばらばらに習ってきても、区民記者になれるわけがありません。体系的に、総合的に指導を受けて初めて為せるものです。
3つが同時に指導できる講師が、この葛飾に在住でした。その縁があったから、都内23区でも、区民記者養成講座ができるのは、ここ葛飾区だけです。
さらに、過去の卒業生たちは、「かつしかPPクラブ」(浦沢誠会長)を立ち上げ、いま現在、活発な活動をしている。最近では、女子メンバーが「かつしかにこの人あり」で、葛飾区長の単独インタビューを記事にしている、葛飾に多い職人たち、柴又の野口寅次郎氏などを紹介する。
かれらPPメンバーは先輩として、この講座のサポートをしてもらいます」
今回参加したのは浦沢会長だった。
指導内容としては、
①上手な写真の撮り方
撮影のテクニックを学ぶ
②記事文の書き方
正確に、わかりやすく伝えられる文章を学ぶ
③取材の仕方
インタビューの技術が会得する
④冊子の作り方
他人に見てもらえる印刷物が作る
今年度は④に関して、先輩のかつしかPPクラブに受持ってもらう。
第1回は、写真は1か所で7枚撮ろう。模擬記者会見の撮影会を行った。とくにローアングル、ハイアングルには留意し、あるいは多用したうえで、「顔にはピントをしっかり合わせ、動きのある手や指先を取りこめば、よい報道写真になる」と指導した。
受講生たちは教室内で、積極的に、アクティブに動いていた。
今年度から生涯学習課の女子が、土川さんから田中さんに変わった。会場の設営や、写真のモデルなども頼むなど、忙しい。
文章の書き方は、1枚の写真(堀切菖蒲園)から、どのように記事を書くか。私が実演をしてみた。最大のコツは、まず箇条書きにして、項目を拾い出すことである。
それらを結び付けて、文章にしていけば、わかりやすい、内容の豊富な記事が書けると、指導した。
これら2時間の講座が終わると、外食レストラン「さと」に移り(希望者だけ)、語らい軽くのどをうるおした。こうした場で、まずは人間関係を構築していく。
それは私が最も得意とする指導要綱だろう。