A010-ジャーナリスト

龍馬とお龍~命をかけた夫婦愛~=NHK「龍馬伝」と同タイム

5/30日、NHK「龍馬伝」(龍という女)の放映で、龍馬とお龍の出会いがあった。今後は、ふたりの数奇な運命が展開されるだろう。

6月1日の発売「島へ。」54号で、坂本龍馬と瀬戸内海③ 龍馬とお龍~命をかけた夫婦愛~が掲載された。まさに計ったようにNHKの放映と同タイムとなった。

この夫婦は劇的で、日本人の心にひびくものがある。寺田屋事件に遭遇し、鹿児島へ新婚旅行、長崎を経由し、下関で三畳半の狭い新居を持つ。その年の暮れには、龍馬の暗殺となっていく。
私は作品の中で、お龍の性格、夫婦愛、悲哀など展開させている。


なぜ、NHKの放映と同タイムになったのか。単なる偶然だが、多少の読みがあった。龍馬関係の史実は限られているし、NHK「龍馬伝」も同じ流れでくるだろうから、と。

「島へ。」からの連載依頼は昨秋だった。それから龍馬関係の基礎資料を集めはじめた。
年明けの、一月半ばになると、旅行オフシーズンで、京都へのディスカウントの高速バスの売出しがあった。龍馬を書くからには寺田屋事件は外せないはずだ。まだ筋立てもなかったが、伏見の寺田屋に出向いてみた。


鳥羽伏見の戦いで、寺田屋は全焼している。現在の建物は別ものだ、と京都府はクレームをつけている。寺田屋(持主)は当時の建物を移設した、と主張している。どちらが正しいにせよ、執筆する上で、イメージ作りはできた。

NHKが「龍馬伝」で、早ばやと寺田屋事件を放映してしまうと、後追いで陳腐になってしまう。そんな焦燥感があった。他方で、1月、2月の「龍馬伝」は土佐の脱藩前の龍馬を綿密に展開させていた。
「……龍馬が脱藩後に京都で活動する。池田屋事件でお龍と出会う。その放映までは、遠いだろうな」
 ふたりは薩長同盟の翌夜、寺田屋事件に遭遇する。それはさらに数ヶ月かかると読んだ。

私は連載「坂本龍馬と瀬戸内海」第3回目の6月1日発売号で、龍馬とお龍の夫婦ものを書くと決めた。それがまさに同タイムになった。


6月2日の読売新聞で、「島へ。」54号の広告が出た。「好評連載」坂本龍馬と瀬戸内海③ 龍馬とお龍~命をかけた夫婦愛~と明記されている。
全国には龍馬ファンが多い。TVを観て、読売新聞の広告を見て、龍馬とお龍の先々の運命を知りたいと、先読みで購入してくれる、と期待している。


写真は、伏見・寺田屋の室内に掲示されていた新聞です
          (写真の上を左クリックすると、拡大されます)

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