東京のサラリーマン・OLたちの昼休みの群像=神田(1)
東京のお昼どきの顔。「昼の群像シリーズ」ものとして紹介していきたいと、カメラをもって、まず神田駅で下車してみた。
西口に行くか、南口に行くか。駅のプラットホームから街並みを比べてみた。西口は皇居側だが、みるから雑然とした町だ。そちらは夜ともなれば、庶民が集る飲み屋街だと知る。
昼間の神田の顔。そこに興味をもち、西口にむかうことに決めた。
江戸時代から、神田は庶民の町だった。昭和には青果市場などがあった。
その面影の一端が感じられる、庶民的な西口商店街だった。
商店街には、数多くのラーメン屋があった。昼食どきだから、店内は満席。
店の外はサラリーマンや職人たちが長い行列をつくる。
列の長さは味を判断する、バロメーターかもしれない。
「なるほどな。タバコ屋も「喫煙所」を作れば、流行るのか」と思わずつぶやいた。千代田区は路上喫煙で、罰則規定がある。サラリーマンにとっては貴重な「いっぷくできる場所」なのだろう。
未成年者にタバコを売らない。自販機は「タスポ・カード」が必要となり、売上減から廃業したタバコ屋も多い。このタバコ屋は商売のやり方の参考になるだろう。
素朴な下町のおばさんが、商う。神田はかつて下町だった。
そんな雰囲気が漂う弁当屋さんだ。
「気合を入れて営業中」という商魂に惚れました。大盛は無料。意気込みが感じられる店です。(右)
つけ麺屋り店内をのぞき見たら満席。
サラリーマンとOLが美味しそうに食べていました。
職場の緊張から開放された、貴重な昼休みの1時間なのでしょう。
ガードを潜って、反対側の通りに向かうことに決めました。三越・本店に続く道です。(右)
サラリーマンたちが数多く増えてきました。
職場の勤め人の数に比べ、昼食を提供する店が少ないのでしょう。
多くがどこも満席で、うんざり顔でした。
神田側から日本橋側、その逆、サラリーマンやOLが行き交う。たまにはちがう場所で、食べたいな、と思う心理でしょう。
次回は日本橋の紹介です