A010-ジャーナリスト

躍進する、『女劇TOKYO23KU』に支援の輪が広がる

 10代、20代の女優を中心とした『女劇TOKYO23KU』は、発足から3年が経つ。今年になってから、一段と躍進している。


 ライブドア・PJニュースの正月記事では、彼女たちのデビュー舞台を取り上げた。それが導火線になったかのように、朝日新聞、読売新聞、さらにはTVなどで次々に取り上げられている。来月にはTVドラマの出演が決まった。

 あるTVカメラマンは、私が取材する以前から、長期に『女劇TOKYO23KU』の活動を追い続けている。そうしたドキュメントもいずれ放映されるだろう。

 彼女たちは女優への道を歩む一方で、ボランティア活動を推し進めている。新宿歌舞伎町で早朝のゴミ拾いとか、小学校から大学まで巡回による演劇活動をしている。
「女優になるのに、なぜゴミ拾い?」という疑問を持ち、『女劇TOKYO23KU』から去っていくものもいる。

『迂を持って直となす』とか、『急げばまわれ』とか、ということわざがある。ボランティア活動による精神面の強化や人格形成は、後々の活動に間違いなく大きく寄与する。飛躍の源泉になる。しかし、若者は人生を急ぐ。それゆえに、遠回りがムダと考えてしまうのだろう。

 去るものがいれば、他方で新メンバーが加わる。こうした波動をくり返しながらも、『女劇TOKYO23KU』は着実に成長している。

 新たに『女劇TOKYO23KUを応援する会』が発足した。会長は酒井涬さん(東京都私学財団理事長)で、賛同者は約75名。メンバーは会社経営者、交響楽団指揮者、大学学長、小中学校の校長、大学の医学博士、作曲家、ITコンサルタント、マスコミ関係者など、そうそうたる顔ぶれだ。4月20日には東京・中央区の平野ビルで、同会の発足パーティーが開催された。


 写真はパーティーの参加者たちに、『手話』を教える、『女劇TOKYO23KU』の女優



 事務局の弓山桂司さんによると、発足当時の支援者は6名ていどだったという。彼女たちの努力の積み重ねが、支援者の拡大につながっているのだろう。他方で、女優への道を進む彼女たちへの期待は大きい。

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