A065-東京下町の情緒100景

東京下町の情緒100景(062 自転車と徒歩)

 下町のひとは徒歩と自転車が大好きだ。外出の際にはひたすら歩く。通勤でも最寄り駅までバスで停留所二つ、三つくらいは平気だ。それ以上の距離となると、自転車を使う。ひたすらペダルをこぐ。自家用車がないわけじゃない。
 
 地球温暖化の影響で、動植物の生態系が狂っている。車の排気ガスが地球を蝕む。歩けば、CO2を出さない対策になる。こんな小難しい話しではない。

 徒歩は健康のためだけではない。歩けば、路傍の花、民家の庭先の草木もじっくり観られる。日々、微妙に花弁の色などが変化する。季節の情感が肌で感じられる。
 通りで知合いに会えば、住民どうしの気さくな立ち話ができる。街と同化できるし、共有ができる。


 自転車は愛される乗り物。最高に小回りが利く。帰宅の途中で、混み入った商店街、仲見世でも入っていける。店頭まで乗り付けられる。自転車のスタンドを立てて、夕飯の仕入れができる。


 下町っ子は徒歩と自転車が好きだ。地球にやさしいんだな。

「東京下町の情緒100景」トップへ戻る

ジャーナリスト
小説家
カメラマン
登山家
「幕末藝州広島藩研究会」広報室だより
歴史の旅・真実とロマンをもとめて
元気100教室 エッセイ・オピニオン
寄稿・みんなの作品
かつしかPPクラブ
インフォメーション
フクシマ(小説)・浜通り取材ノート
3.11(小説)取材ノート
東京下町の情緒100景
TOKYO美人と、東京100ストーリー
ランナー
リンク集