寄稿・みんなの作品

北欧クルーズ「バルト海」の写真=久能康生さん・寄稿・写真(3)

北欧の旅は3回シリーズです。今回は最終回です。見ごたえのある写真が連続します。写真のキャプション(説明)も味があります。
それでは、北欧クルーズ「バルト海」の旅を楽しんでください。

ノール・フィヨルド近くのリゾート地。この川はサーモンの釣り場で有名らしい(右)

        

ヘルシルトで私たちをおろし次の港へ先行するコスタ・アトランティカ
乗り遅れたわけではない



ガイランゲル・フィヨルドの滝
ノルウェイ観光のパンフレットでお馴染みの風景

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北欧クルーズ「バルト海」の写真=久能康生さん・寄稿・写真(2)

 海外旅行は楽しみ方、遊び方、学び方、それぞれ個性がある。日本にはない風景、習慣、人々の暮らしぶりがある。ある旅行者は、それらを丹念に脳裏に刻み込む。あるいは後日の夫婦や友人との語らいの素材にする。

 久能さんは困窮した家庭に育ち、写真屋に住み込み(丁稚奉公?)で苦学してきた人だ。やがて経済団体の幹部、大学教授を経て、現在はカメラをもって国内外を旅行している。
 感受性の高い10代半ばに写真技術を体得している。それだけに、「美しい写真」を撮る。それら写真で、このサイトを飾ってくれる。

 北欧クルーズ「バルト海」は3回シリーズで、今回は2回目である。


ストックホルム。王宮の衛兵交替式。延々1時間余りはちょっとサービス過剰

ロシア正教の寺院からヘルシンキ大聖堂を望む
この旗の意味はなんでしょう?


        

ヘルシンキの市場
こんな暑い日は、1年間に何日もないんだよ」
      と、陽射しを愛しむ

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信州戸隠鏡池の朝=1000コンテンツ記念・寄稿写真

「穂高健一ワールド」1000コンテンツを記念で、北垣英俊さんが一足早い、「秋の便り」の写真を寄稿してくれた。彼は登山暦は25年に及ぶ。
 大手スーパーマーケット(本社・東京)の巨大物流センターの所長である。休日には、山梨県道志村で旧家(築100年以上で、八畳間が7つ、囲炉裏(いろり)がある)を仲間と安く借りて、「田舎暮らしごっこ」をおこなっている。彼はそこに、燻製室を作った。地場の猟師が仕留めた鹿の肉を燻製にしている。
「仲間たちに、市価の1/4-1/3と超破格値(コストのみ)で分けています」という近況が添えられていた。

  薄明るくなり出していたが、まだ日の出前だった。現地の先客(カメラマン)は、すでに2組いました。思い思いに三脚を立てて準備段階。こちらも、まずはカメラをセットをして、ワンカット。
「あら明るいじゃない」とお思いでしょう。超スローシャターのお陰です。

            

 静かに流れる風に、池面の靄がたなびく。 僕は、柔らかく池面を覆いたくてスローで描いてみた


    池面に映る山並みだが、実は池面の方が本物より綺麗だったりする

        

少しずつ紅葉が始まりだしていたが、本格的にはもう少し先だろう


関連情報

「田舎暮らしごっこ」は愉快で、楽しく、心身ともリフレッシュ

フランスのTVで見た、日本の終戦=寄稿作品

フランスのTVで見た、日本の終戦]

                     久保田雅子

 フランスの夏は、日の暮れるのが遅い。夜9時過ぎから、だんだん暗くなっていく。2007年8月15はまだ夕暮れ前で、西日がまだまぶしかった。
 私は夕食をとりながら、フランス国営テレビのニュースを見ていた。番組はやがてドキュメンタリーに変わった。それまで何気なく見ていたテレビだが、思わずその画面に釘付けになった。

 映像は1945年9月2日の東京湾横須賀沖だった。私はみたこともないような大きな軍艦だった。高い塔と太く長い6本の砲台が備わる、<戦艦ミズーリ号>だった。艦上にはアメリカ兵に囲まれた、日本人数名が現れた。

 字幕によると、重光葵(しげみつまもる)外相、陸軍大将梅津美治郎、岡崎和夫だった。3人はシルクハットにモーニングの正装で、他の6人は軍服姿である。日本人はとても緊張した表情で並んでいる。
 降伏文書に調印する前だ。アメリカ兵たちは白い海軍服で、艦上の塔の上まで鈴なり。歴史的な一瞬をみている。

 重光(外相)が岡崎に付き添われて、大きな紙にサインした。それが終わると、梅津が眉間にしわを寄せ、怒ったような表情で重光になにか言っていた。

 国営放送の画面は、降伏文書に調印後に移った。それは終戦直後の日本だった。戦火の焼け跡には路面電車と馬車が並んで走っている。横浜の街には黒こげのビルの立ち並ぶ。アメリカ兵のまじった銀座通り。船から兵士が次々降りてくる舞鶴港。大きな袋を背負った人々でいっぱいの闇市。日比谷公会堂の音楽会の看板(9月6日藤原義江、東海林太郎他出演)などが順次、映し出されていく。

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さとう良美「化粧をする少女」=1000コンテンツ記念特集・寄稿作品

 私は、東京・目黒カルチャースクールで、『小説の書き方』の講師を引き受けている。スタートしてから約2年余り。受講生は20代から50代と幅が広い。

 小説が書けるまでには歳月がかかる。文章を磨き、小説技法を高める。そのうえで、「最後まで読んでもらえる」「読者に感動を与える」、という二つの命題に向かって作品作りを行うわけだ。
 成就するまでには、根気、努力の連続。ある種のライフスタイルになっていないと、小説家にはなれないともいえる。


 受講生はいまのところ脱落者もなく、頑張っている。その一人、さとう良美さんの作品・短編小説『化粧をする少女』を取り上げさせてもらった。
 いまや電車の中で、化粧する女性が増えてきた。当初は女子高校生だったと思う。最近は中年の女性も見かける。他方で、低年齢化している。
 社会風刺小説の面から、ユニークな作品である。


 さとう良美さんは、私が指導する同スクール「上手なブログの書き方」の受講生でもある。第一歩は、ライブドア・ブログの作り方から始まった。『恵比寿 代官山 中目黒 美人になるランチ』は、毎日、100以上のアクセスがある、人気ブログになっている。

              作品はこのHP 【小説家】に掲載しています

中世が色濃く残る旧東欧の2大都市==久能康生(3)


ブタペスト。ブダの丘からドナウ河をはさんで、ペシュトの国会議事堂をのぞむ(上段・右)


ドナウに架かるくさり橋をイルミネーション・クルーズで。ブレてますなぁ(上段・左)



プラハ、ヴルタヴァ河。右手の瀟洒な建物は、また例の税関。美しさに騙されてはいけない(下段・右)


プラハの名所カレル橋際でのひとコマ。どこの国でも堂々としているのは花嫁(下段・左)

美しく旅する「オーストリアの自然と文化」=久能康生(2)


オーストリア、ザルツブルグ。歴代大司教が君臨した城砦をのぞむ。Um…、違和感があるなぁ。(上段・右)


その城塞から見下ろしたレジデンツ広場。中世も多分こんな景色だったのだろう。

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美しく旅する「中欧周遊」=久能康生(1)

「穂高健一ワールド」1000コンテンツを記念して、新たな取り組みをはじめる。記事、作品、写真の門戸を広げた。
 トップバッターは学友の久能康生さん。彼は北陸の某大学の経済教授を早々と引退し、夫婦で世界中を旅する。そのために、犬好きだが、犬を飼うのをやめたという。

 今回はヨーロッパに旅した写真を提供してくれた。彼は高校時代、某市の写真屋に4年間住み込み、そこで働きながら学校に通っていた。苦学時代の10歳代で、プロから写真技術を叩き込まれている。その下地があるので、とても良い写真を撮る。


 「主要4都市で、それぞれ1~1.5日のフリータイムがあり、ツアーの安直さと個人旅行の気まま、その両方を味わえました」というコメントがあった。

 3回のシリーズです。
 第1回目は「古城街道とロマンチック街道」で、ライン河から、ノイシュバインシュタインまで。



     

  ドイツ南部のライン河下り。このロマンチックな建物は、元通行税取立て所つまり強盗の巣。(写真:右)

             
          


ドイツ、ハイデルベルグ。向こう岸左方向に行けば、ゲーテの小道だったか散歩道だったかがある。(写真:上)

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ETC割引を使ってGW渋滞を体験=北垣英俊さん・寄稿

 朝7時に自宅を出発した。カーナビは現地に『9時半到着』と表示されていた。私たちの車は外環を大泉から乗り、三郷に向かった。三郷手前から、たちまち渋滞が発生した。そのさきでは断続的に渋滞が継続した。途中のサービスエリアで、トイレ休憩に入った。

「なんと? 車を停める所もない」
 そこで出口近くの路上に止めた。トイレは何処まで続くのか? トイレ待ちの人の列だ。道路もトイレも大渋滞。ちなみに仮説トイレは設置されていなかった。

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『今宵、愛のランデブーをあなたと……略して 愛ラブあなた』in Bar・Buttafly

 演劇人の中川真希さん(26?)から、11月30日の夜、『今宵、愛のランデブーをあなたと……略して 愛ラブあなた』というリサイタルの案内をもらった。Bar・Buttaflyは、池袋西口の繁華街から少し外れた、住宅地との接点で、閑散とした場所だった。

(こういう場所をよく見つけたな)
 店の外観は目立たないが、店内iはChristmasの雰囲気が漂う品のよいバーだった。観客は、中川真希さんとほぼ同年代の、20代半ばの人たちが中心。50人強で、補助席を使い、なおかつ立見席も出るほど超満員だった。

 私は運良く席に着けた。左右ともドレッシーな服装で華やかさの漂う女性とともに、その恋人か、ボーイフレンドか、演劇の友人たちだった。

 司会は石川響子さんだ。彼女はPJニュースで、何度か取上げさせてもらった。半年ぶりで懐かしかった。彼女はさすがに上手な司会・進行だった。

 1部は、中川真希さんの活気に満ちた歌と踊りだった。曲目は、「Buttafly」、「name」、「何でも」の3曲。舞台の中川さんは全身で体当たりの演技派。テンポの速い曲では、ふたりのダンサーが華やかさを添えた。ダンサーの佐竹理恵さんは既婚者で子持ち、うのももこさんは未婚で子無し、という紹介があった。舞台いっぱいの敏捷な動きには驚かされた。

 ダンサーと一緒の歌い踊る中川真希さんのイメージどおり。しんみりした曲を歌うと、新たな中川さんの姿を発見した想いで、彼女の奥行きの深さを知った。

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