A040-寄稿・みんなの作品

【元気に百歳クラブ】49回エッセイ教室の素顔=森田多加子・石井志津夫

写真:森田多加子さん

撮影:4月10日、東京・新橋新橋の「生涯学習センターばるーん」

文:石井志津夫さん作「プロジェクト成功の条件」から


49回エッセイ教室の素顔   写真・森田多加子 文・石井志津夫

 元気に百歳クラブのエッセイ教室では、毎月15名以上が参加し、穂高健一講師によるレクチャが行われる。毎回・課題(ショート・エッセイ)と、提出作品の合評、講評、意見交換で、切磋琢磨を続けている


 森田さんが、発足当初に首都圏の会員にながした優しい案内が、このエッセイ教室のすべてを言いあらわしている。

『毎月1回エッセイを学びましょう。ちょっと書いてみたいけど、文章が苦手だと思っている方、書くことは大好きだけど、もう少し何とかならないか、とお考えの方もぜひご参加ください・・・まだ書けない、という方もぜひ聴講においで下さい。楽しみながら、文章の達人になりましょう』


 スタートから5年間。途中から参加した、青山さん、筒井さん、白川さん、友寄さん、樫塚さん、遠矢さんの作品はベテランメンバーもたじたじになるほど、レベルを超えている。

 
          

 奥田さんが黒子になって盛り上がる、二次会が、実に楽しい議論の場である。

 赤ら顔の高原さん、塩地さんなどが、中澤さんの犬猫もの、濵﨑さん(アジア)和田さん(ヨーロッパ)の海外もの、吉田さんの人情ものなど、各人の作品を次々と酒の肴にする。単なる話題でなく、素材の処理の仕方、テーマ、書き出し、ストーリー、結末、描写、会話文などが掘り下げられる。

 宴席においても教室の延長で、昼も夜もコンセプトの勢いは落ちない。

 

 エッセイ教室は、人の生き方を学んだり、感動したり、愉快な気持ちにさせてくれる、エネルギー源になっている。「3年に及ぶ闘病生活中、回誌が、心の支えになっていたことに、今でも感謝している」(石井さん)


           

 世話役は中村誠さん、と森田さんとが担当する。会場手配、教室の運営、進行は、手際よく、ぬかりなく、スムースである。

 二上さん、山下さんの協力もあって、「エッセイ教室記念誌」は10回、20回、30回、40回誌をタイミング良く発刊できてきた。近くは50回誌が完成する運びである。

 わがエッセイ教室が、究極の人間学探求の場になっているといったら、言いすぎだろうか。

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