【寄稿・写真】北関東の花の名所を巡り=久能康生
更新日:2011年5月 2日
学友は忘れた頃に、音信があるもの。「学友会」(小説家コーナー)の記事でも、折々に登場する、元教授から寄稿・写真とキャプションがふいに送られてきました。
戦後の、世のなかが貧しい頃、彼は苦学高校生として新潟県の写真屋に住込みで働きながら、4年間の夜学に通い、そして東京の大学に進学した、という経歴があります。
感受性の強い10代に、からだで憶えこんだ写真技術をもっています。
寄稿された掲載作品は一見して、どこにでもある平凡な写真に思えます。だが、凝視すると、撮影がどこか一味も、二味も違っています。
“足利フラワーパーク”を有名にしたのは、藤の巨木です。全体に、まだ2分咲き状態です。健気に早咲きしたのが、中堅どころと思える、この1本です。
“太田の芝桜”で有名な公園で、気に入ったのは、新芽を輝かす欅と群生するポピーでした。
花ミズキが青空に映えて見事です。
館林のつつじ園”。樹齢400年などという古木に風情がありました。
[旅行の動機について]
東日本大震災「3.11」以来は、世の中の自粛ムードと、絶え間ない余震のため、すっかりひきこもり状態になってしまいました。
「それでも、せめて日帰りドライブぐらい行こうじゃないか」
と連休直前の4/28に、北関東の花の名所を巡ってみました。