A040-寄稿・みんなの作品

ETC割引を使ってGW渋滞を体験=北垣英俊さん・寄稿

 朝7時に自宅を出発した。カーナビは現地に『9時半到着』と表示されていた。私たちの車は外環を大泉から乗り、三郷に向かった。三郷手前から、たちまち渋滞が発生した。そのさきでは断続的に渋滞が継続した。途中のサービスエリアで、トイレ休憩に入った。

「なんと? 車を停める所もない」
 そこで出口近くの路上に止めた。トイレは何処まで続くのか? トイレ待ちの人の列だ。道路もトイレも大渋滞。ちなみに仮説トイレは設置されていなかった。

 国立ひたちなか海浜公園に着いたのは13時だった。
 「今度は公園の駐車場がいっぱいだ」
 仕方なく無料の路上に駐車した。

 当日の入園料は無料だった。2時間余り公園を散策し、那珂湊の魚市場にむかった。ここもまた、駐車場に着くまでに延々と渋滞していた。
「まずは昼ごはんだ」
 市場内の食堂の列に並んだものの、その列は3m余り。お店の中に入るまで、一時間もかかった。買い物を済ませて、またまたトイレで長蛇の列だ。

 娘は刺身にビール3本。「トイレに行かなければ」と並んで30分もかかる。私たちの車は19時に走り出したものの、市場から延々と高速までつながっていた。
 途中のスーパーマーケットで、トイレ休憩を取った。買い物をして、帰路につく。わが家に到着したのは23時になっていた。

 それでも、普通の家族サービスを満喫した1日だった。

(文・写真:北垣英俊さん)


【穂高健一の補足】
 私は広島に法事で帰省した。空港リムジンバスが、中国高速道の大渋滞で走れなかった。途轍もなく、遠回りさせられた。いとこの惣明京一氏が滋賀から乗用車で帰省していた。「一万円払ってでも、スムーズに帰りたかった」という。目的ある人は大変だった。
 1000円族の取材記事を書きたい、と思った。

 東京に帰ってくると、北垣さんからメールをもらった。「運転する私は、いやはやですが、家族は満足のようでした」。この種の取材記事を書きたかったので、HPで全文を掲載させていただきました。

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